「いつかさ、冬獅郎とお別れする日が来るのかな。」




梅雨時の雨の中、が呟いた。

雨足が一層激しくなった。







雨のち






十番隊には2人の死神の姿があった。

隊長である日番谷冬獅郎と、3席のだ。

この2人は護廷十三番隊公認の恋人である。




「・・・は?」

「だからさ、私達って、こうやって出会えたでしょ?

 でもね、出会ったって事は、必ず別れるときが来るって事でしょ?」




彼女は真剣な眼差しで俺を見つめる。




「馬鹿ヤロー」

「俺はお前にベタ惚れだから 何があっても離れやしねーよ。」




彼女は梅雨の雨をも弾き飛ばす笑顔を見せた。









一瞬、雨がやんだ気がした。