、お前仕事は?”
”きゅ、、、休憩中?”

冬獅郎が睨んでる、、、怖い、、、

”ふ〜ん、誰が休憩とっていいって言った?”
”私のお腹?”

”答えになってない、、、”

そんなに呆れなくてもいいじゃない、、、

”で、お前何食ってんだよ?”
”苺”

”うまいか、、、?”
”甘くて美味しいよ”

”牛乳かけたのか?”
”もちろん”

そう言って冬獅郎が私と一緒に椅子に座ってきた。

”ちょっと、落ちちゃうじゃない”
”文句言うなよ”

”何、欲しいの?”
”、、、うん、、、”

こうゆう冬獅郎ってすっごい可愛い!

”あ! お前嘘つきやがった!”
”何よ、急に!”

”これ、牛乳じゃね〜ぞ!”
”チョコレ−ト牛乳よ”

”牛乳じゃね〜だろ?”
”牛乳じゃない、ちゃんとした”

”誰が苺にチョコレ−ト牛乳かけて食うんだよ!”
”私よ、文句あるの!”

冬獅郎がうるさいから、苺つかんで、
文句言ってる冬獅郎の口の中に入れちゃった、、、

”黙って食べなさい!”

冬獅郎が驚いた顔して私を見てるけど、
口はちゃんと動いてるから、、、

”、、、うまい、、、”
”でしょ?”

”ほら、お前も食えよ”

そう言って冬獅郎が苺を私の口に持ってきた。
何これ、ちょっと恥ずかしいじゃない、、、

”え、いいよ自分で食べるから、、、”
”食えよ”

自分の顔が赤くなるのが分かったけど、
冬獅郎が持ってくれてる苺にかじりついた。

の顔、苺みたいに赤いぞ”
”だって、、、恥ずかしいじゃない、、、”

冬獅郎が笑ってる、、、

冬獅郎は、苺についてる葉っぱを取って、
それを私に見せた。

”この苺甘くて美味いけど、
 もっと甘くさせる方法知ってるぜ?”
”ほんとに?”

”二人で同時に食えばいいんだよ”
”はぁ?”

そんな事どうやってすんのよ?

冬獅郎を見ると、
冬獅郎は苺を半分だけ口の中に入れた。

まさか、、、

やっぱり、、、

冬獅郎が私に口から出ている残りの半分を指差してる、、、

”それを食べろって言うの?”

うんうんって頷く冬獅郎、、、

恥ずかしい、、、

”早くしろよ”

苺を一度口から出して私にそう言って、
また苺を口に戻した、、、

勇気を出して、苺に噛み付くと、
冬獅郎の顔が目の前にあった。

こんなに近くで目が合うのは、、、初めてで、、、
冬獅郎の綺麗な瞳に吸い込まれそうで、、、

そして、かすかに触れる冬獅郎の唇が、、、

いつの間にかキスされてて、、、

”ご馳走様、美味かったぞ”

私はまだ、、、心臓がドキドキしてて、、、
キスされた冬獅郎は、苺の味がしてて、

冬獅郎が言ったようにものすごく甘かった。